2023年版のSMOオリジナルタブロイド「TOKYO 2023」で掘り下げたテーマは、People, Planet, Profitの3つをキーワードにした「パーパス x サステナビリティ」。
日本中、世界中から厳選された最新のサステナブルな情報をお届けするサイト ELEMINISTより、サステナブルな生き方の指南役として、編集長の深本氏に、People, Planet, Profitの3つの視点から見たおすすめプロダクツを厳選いただきました。
これらのプロダクツは、ELEMINISTのエシカル通販サイトから購入が可能です。
Planet
世界初、100%肥料化可能なスマホケース「Pela Case」
「世界初の堆肥化可能なスマホケースで、携帯電話と環境を守っていく」をコンセプトに、Pela Case（ペラケース）は、世界で初めて100%土に還るスマホケース（デジタルケース）やスマートウォッチベルトなど発売したカナダのブランドです。
マイバッグやマイボトルなどを使用することで、まずは身近なアイテムからプラスチック消費を減らす動きが活発になるなか、毎年10億個以上のプラスチック製のスマホケースが販売され、6万個ものケースが廃棄されているといいます。そこに着目したカナダのスタートアップ企業が開発した独自素材「FlaxsticTM」による、土に還るスマートフォンケースやスマートウォッチベルトが「Pela Case（ペラケース）」です。独自開発した「Flaxstic™」は、亜麻のわらを植物由来のバイオポリマーに組み込み、堆肥化可能なバイオプラスチックのエラストマー（弾力ゴム）とフラックス（亜麻）から構成されていて、土に埋めれば自然に還り、100％堆肥化可能です。
People
原料すべてがフェアトレード＆オーガニック栽培の微炭酸飲料「LEMONAID」
「ホームメイドレシピよりおいしい」がモットーの、しっかり甘くてフルーティな味わいが楽しめるレモンエイド社のサステナブルドリンクブランドです。原材料は、姉妹ブランド「ChariTea」同様、すべてオーガニック・フェアトレードの農場でつくられたものを使用し、 パッケージはリサイクル＆アップサイクルが可能なガラスボトルを起用。
１本あたり約７円が「LEMONAID＆ChariTea財団」に還元され、開発途上国・その他サステナブルな社会的活動に寄付される、地球にもカラダにもやさしいサステナブルなドリンクです。
オーガニックのパッションフルーツ、マンゴー果汁を使った微炭酸飲料。有機砂糖を使っていますが、甘さ控えめでマンゴーの甘さが活きてます。リサイクル&アップサイクルが可能なガラスボトルは、飲み終わったら別売りのソープポンプやディスペンサーを付けて、ハンドソープ入れ等としても活躍します。
Profit
パタゴニア社初の絵本『しんぴんよりもずっといい』
「地球が唯一の株主」と断言し、全株4300億円を環境団体に譲渡したパタゴニア創業者。全てのステークホルダー(利害関係者)を重視する「ステークホルダー資本主義」の考えが世界に浸透しつつある中、気候変動や生物多様性の危機は止まることなく進行し、社会・経済の在り方を根本から変える企業活動が求められています。その流れに対して一石を投じたパタゴニア社が初めて出版した絵本『しんぴんよりずっといい』。
物語はチリの海で遊んでいたイシドラとフリアンが泣き声を聞くことから始まります。それは捨てられた漁網に絡まったアシカの悲鳴でした。海の友だちを自由にしてあげたふたりは、この網をどうしたらいいか考えます。そして巣を作っていた鳥の助けを借りて、それをもう一度役立つものにリサイクルします。それは「しんぴんよりもずっといい」ものでした。
海洋汚染問題とリサイクルをテーマに、日本語とスペイン語の２ヶ国語で綴られた絵本。色彩豊かな美しいイラストと物語を通じて、環境問題と地球を救うための方法をわかりやすく伝えます。また絵本の最後では、毎年800万トン以上ものゴミが海に廃棄されている実態や、その中でも漁網が海の生物にとって大変危険な存在であることなどを解説。子どもだけでなく大人にとっても、環境保護と消費のあり方への気付きを得られる一冊です。
＜こちらの記事は、SMOタブロイド誌「TOKYO 2023」からの抜粋です。
タブロイド誌全編は、こちらよりダウンロードいただけます＞