top of page
執筆者の写真smo inc

SMO Forecast / 注目トレンド「夜型生活」

SMOでは常に消費者の動向、社会の変化などの情報を様々な角度から集め、日々の業務に活かしています。


今月よりその膨大な情報からSMOが未来の兆しになりそうな注目したいトレンドをピックアップし、みなさまへご紹介していきます。

初回は、SMOアートディレクターの岩田が、今年も予測される猛暑の夏を目前に加速していきそうな「夜型生活」について取り上げます。


 

Photo Credit:Andrea Mihalik

こんにちは。SMOの岩田です。

今月からはじまるForecastブログでは、消費者にまつわるトレンドフォーキャストから、未来の兆しになるようなトピックスをピックアップしてご紹介していきます。

 

今回取り上げるトレンドは「夜型生活」です。

今年の夏も更なる猛暑が予想され、観測史上1位の暑さになる可能性があると言われています。世界でも最も暑い地域において日中の不快な気温がさらに高まる中、人々は涼しい夜間でのアクティビティに休息を求める夜型生活へと移行が進み、平均気温が上昇し続ける中、人々はオゾンのリスクが低く、涼しい時間帯を選んで活動するようになっています。

 

今後数年間、ナイトライフはバーやクラブによって定義されるだけでなく、消費者の新しい生活スケジュールに対応する飲食、小売、観光、そして建設、農業、スポーツなどのアウトドア産業がより涼しい時間帯にシフトしていきます。より多くの消費者が極端な気温からの休息を求め、日中の暑さでは難しくなりつつあるアウトドア活動を取り戻そうとする中でこの「夜型生活」は主流のトレンドとなっていくと予測しています。

 

知っておくべき事実:

  • 暑い気候の都市は、夏の暑さによる経済的損失を相殺しようと、夜間経済へのシフトを進めている。2023年、アメリカのテキサス州は、史上最も暑い夏を過ごしたため、州総生産で95億ドルの損失を被ったと推定されている。

  • 世界的なeスクーターレンタル会社のライムは、2023年7月、日中の気温が常に32.2℃を超える暑い地域で、深夜の利用者が25%増加したことに気づいた。

  • 冬の3月でさえ、オープンテーブルUSは2023年に深夜のレストラン利用が24%増加することを指摘している。

  • 香港のような都市では、パンデミック後、ナイトライフに投資して旅行を再び活気づけている。ニューヨーク、ロンドン、アムステルダムでは、新たに夜間市長が任命され、夜間市場を強化し、若者たちに夜間市場を楽しむよう促す役割を担っている。ロンドンの昼間の経済成長率は2%だが、夜間の経済成長率は2.2%で、年間収益は660億ポンドに達する。

  • 夜間勤務の増加は、リモートワークのスケジュールだけでなく、屋外の労働市場にも変化をもたらしている。マイクロソフトの調査によると、より多くのリモートワーカーやハイブリッドワーカーが「トリプルピーク」のスケジュールに従っている。



Photo Credit:Oyasumi Coffee


このような消費者の生活スケジュールが変化することで、早朝や夜のコミュニティカルチャーが活発化したり、新たな昼寝文化の出現、暗闇の中で自然やスピリチュアルな世界と深く繋がったりという動きが出てきています。

具体的には、豪華寝台列車、星空の下のウォーターパーク、夜ふかしの健康をサポートする製品やサービス、ナイトゴルフ、ナイトランニング、ナイトハイキング、深夜スナックに深夜レストランやカフェなどにも注目が集まっています。

 

今後、このような夜型ライフスタイルのニーズに応えることが新たなビジネスチャンスに繋がっていくということで要注目のトレンドです。



記事: Blog2_Post

CONTACT US

エスエムオーは、組織がその存在理由である「パーパス」を軸にした強いブランドになれるよう、
パーパスの策定から浸透までのコンサルティングを行うブランディング会社です。

bottom of page